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2010年8月16日 (月)

熊の話し

鱒川町の山奥に美しい姿の三森山(842m)がある。ここは熊の宝庫。

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ワシの爺さんはマタギ、村田銃で毎年数頭の熊を獲っていた。

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ワシの子供の頃、村田銃の獲物を狙う飛距離は50mくらい。

村田銃は単発ゆえ、一発で仕留めないと、二発目の玉を仕込みしてる間に10mくらいまで突進してくる。ここで確実に捕えないと熊に襲われる。

これは冬季間以外の狩り。

冬季間は雪が3mから4mも積もるので冬眠の熊は簡単に仕留めることができる。

熊の習性を上手く利用した狩りになる。

秋の内に冬眠する穴を見つけて置く。

降雪期に入ったら、冬眠している穴の前に丸太を数本打ちこむ。

熊は、手で物を外側へ送り出す動作はしない。

手で丸太を自分の穴の方へ引っ張る動作をするので、出てこれない。

そこを狙いすませてズドーンと一発。

この当時熊肉は貴重なたんぱく源、貰ってよく食べた。

血も飲まされたが、美味いとは思わなかった。

鉄砲玉は爺さんが型に鉛を流し込み自分で作っていた。

村田銃を一度だけ中学生の頃打たせてもらったが、肩に強い反動がきたのを覚えている。

銃は今まで、2回撃ったことがある。

サイパンへ研修に行った時38口径のピストルを撃ったことがある。

人の形をした紙の心臓部に当てれば成績が良いけれど、ワシはこのようなエゲツナイ競技は嫌いだ!

点数出たがあんまり良く覚えていない。

爺さんの話しに戻して。

この爺さんはシベリヤ収容所帰りだったが、自分からその話は絶対しなかった。

当時、話さないのは捕虜にされたこたが恥と思っていた。

シベリヤ収容所に抑留され死亡した者は5万人とも6万人ともいわれている。

目の前で倒れ死んでいく多数の抑留者を見ているのですから、何も語りたくないと言う心理状態でしょ。

話しは熊に戻して。

熊と突然遭遇した場合。

勿論、鉄砲は無し、この時は熊の習性を利用し逃げる手がある。

熊は前に障害物があれば、それを払いのけてから襲う習性がある。

長さ3mくらいの直ぐ折れる小枝がベスト。

熊と対面した時、熊の前に小枝を出す、熊はこれを手で払い、目の前に小枝がある内は襲うことはない。

小枝がなくなったら、どうするかって?

一目散に逃げるてもあるが、熊はすこぶる速い。

熊から視線を離さない。この方法で撃退した兵もいる。

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