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2011年3月18日 (金)

東電の醜い体質

福島第一原発の建屋の「爆発」「大きな音があり白煙が発生した」と言い換える。

15日午前8時半。東京千代田区での会見は4号機での爆発音確認から2時間以上たってから。担当者は「大きな音が発生して、火がでた。詳しいことは現地から報告はあがっていないので分からない」と繰り返した。

3時間近く経過して認めたのは「火災」と「破損」だけ。16日に公開した写真には、「屋根の損傷」どころか、がれきの山と化した4号機の無残な姿が写っていた。

1号機の建屋が吹き飛んだ12日。東電が「厚さ1~2メートルのコンクリート製で、放射性物質の閉じ込めに万全を期している」としていた建屋はあっけなく崩壊していた。だが当初は「大きな揺れが発生し、大きな音があり、白煙が発生した」と発表。建屋には触れず「原子炉(を覆う)格納容器には異常はない」と強調した。

住民が高い関心を寄せている放射線量については「身体に影響はない」と繰り返した。現場の作業員については「被ばくは管理しているので問題ない」とする。

東電関係者は「東電には情報を出さなかったり矮小化したりする傾向がある。不利益になることは言わない方がいいという内向きなな体質だ」と指摘。「データも事象も把握しているのだから、全ての情報をだし、国民に知らせるべきだ今、守るべきは『安全』『会社』ではない」と危機感をあらわにした。

電ホームページにある原発コーナーには「起こり得ないような大きな地震を想定し設計しています」「最大級の津波を評価(考慮)し、安全性を確認しています」

その津波に関し、第一原発の1~6号機の冷却部分を設計した。東芝の元技術者、小倉志郎さんは、1967年1号機着工時はゼネラルエレクトリック社(GE)の設計をそのままコピーしたので、津波を全く想定していなかった。と明かした。1号機は、日本側に経験がなく無知に近い状態だった。と話した。

三陸海岸は津波の多発地帯だが、津波の比較的少ない米国技術が今回の盲点となった可能性がある。

ロシアの国営原子力企業ロスアトムの専門家は東電の初期対応が「あまりにも賢明でなかった」と指摘。対応のまずさが危機拡大につながっているとの見方を示した。さらに、事故当時、放射性物質を含んだ水蒸気を排出し、一刻も早く原子炉の水位を保たなければならなかったのが、東電はおそらく時間がたてば何とかなると考えたのではないかとの見方をしている。

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