ススキノ物語・・・6(居候の巻)
久しぶりに定刻にマンションへ帰った、既に部屋に先客あり。
マンションは鍵をかけることはない。取られて困るような物も無かった。
ここは、行く場所のない若人のたまり場なのだ。
居候は二人いた。
一人は会社を首になったヤツ、もう一人は首になったヤツの友人。
首になったヤツは飲み友達であったが、そうとうなワルであった。
無断欠勤が多く、素行も悪いことか会社を首になった。
根はいいやつで私の言うことは何でも素直に聞いていたが、ススキノのネオンを見ると性格が変わった(笑)。
2部屋に3人住んでいた。
布団は確か1組しかなかったが、いつの間にか3組に増えていた。
しかも、汚い布団(笑)。
二人の居候はお金無し。米だけはたくさん買っていたが適当に炊いて食べていた。毎日納豆ご飯。
1年間も住んでいたが、いつの間にか1人いなくなった。
暫く経ったある日、居候のお父さんとお母さんが訪ねてきた。お世話になったと言うことで、お金10万おいて行った。
勿論そのお金はススキノに消えた。
良いことはするもの(笑)。
1人居候が消えてから部屋は雀荘に切り替わった。
どこからか集めてきたのか、マージャン卓は2卓そろっていた。
ここに、集まりだしたのは会社の友人・その他
週末は必ず誰かマージャンやっている。予備メンバーそろい。眠たいヤツは居候が置いていった汚い布団に寝ている。襟の所がガバガバ。
一度ゴミステーションへ捨てたが拾ってきたヤツがいた。
麻雀仲間には変わった御方もいた。こぶし焼きで有名な山岡先生の弟子、志古呂窯伊勢幸弘がいた。大先輩であるが、よき友でもあった!
明日は、ススキノ物語・・・7(札幌ビール園の巻)
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