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2011年3月 1日 (火)

死刑(元刑務官坂本敏夫さんの話し)

1月18日、札幌市中央区で開かれた市民集会から

正月三が日に満期釈放になったお年寄りがいました。釈放を伝えると、彼はこう言いました「行くところがなから、ここに置いて」と。上司に報告すると「満期だから出るしかないだろう」

寒い外にほとんど所持金ない彼を放り出しました。1週間後、殺人事件があり、犯人は彼でした。

死刑制度は反対です。

刑務官として、あのような仕事は二度としたくない。管理職は異動するが刑務官は一生1か所の刑務所勤務。死刑を執行するのはこの人達です。

当時の千葉景子法務大臣が東京拘置所の刑場を公開しましたが、他と比較にならないほど綺麗な刑場。札幌などはカビ臭く陰湿です。東京の刑場は広報用の刑場なのです。

死刑執行に臨む死刑囚の態度はさまざまです。独居房からおとなしく出てくる人もいれば、歩けない人、途中で腰を抜かしてしまう死刑囚もいます。

今は即日言いわたして即執行しています。部屋から出すまでが大変です。面会と嘘をついたり、運動と言って外へ連れですこともあります。

死刑囚が死刑を受け入れるまでには相当な時間がかかるのです。死刑確定後1年半などで死刑になってしまう人には到底、気持ちの整理がつくものではありません。

死刑囚は刑場で目隠しされて、首にかけられるロープをみることはありません。直径3センチ余りの非常に太いロープです。細いと首が切れるか、ロープが切れてしまうからです。

体重60~80キロの体が4~5メートル落下するのに耐えられるように。

拘置所長が死刑執行の命令を下すと、死刑囚に目隠しする、手錠をかける、1秒の誤差もありません。

死刑台に立たせて、スリッパや靴を脱がせて、首に縄をかけると間髪を置かずに床を落とします。聞こえるのは空気を切る音だけ。

一瞬の出来事で即死のように見えます。でも心臓は動いているんです。15~20分間動いています。生きている間はつるしておかなければいけません。死亡が確認された後も、蘇生しないように5分間つるしておくのがルールです。

現場の刑務官は仕事だから死刑を執行しています。幹部の刑務官は手柄と言ったら語弊がありますが、難しい死刑執行を実行すれば、移動先は良い所にかわるなんてこともいわれています。

死刑執行に対する刑務官の思いはさまざまでしょう。でも時間がたち、たとえば所長で定年を迎えて振り返ったとき、死刑執行をどう思うか聞いてみたいです。おそらく、みんな悔やむでしょうね。

「私は死刑制度反対」

今の裁判制度では冤罪がゼロは考えられない。大阪地検の問題や、大相撲八百長事件で週刊現代が敗訴した誤審、裁判官の質を考えれば死刑は廃止しべきと考える。

死刑が一番重い罰なのか?命を命で補うのでなく違う方法を検討すべきである。

死刑制度は「罰の厳罰化」が進み、犯罪性が凶悪になる傾向があるという説もある。

カナダは1970年に「死刑制度」が廃止したが、その後、凶悪犯罪数が激減したそうです。

死刑制度の現状

法律上死刑を廃止している国100カ国
事実上死刑を廃止している国30カ国
2006年度死刑を執行した国25カ国
先進国で死刑を執行しているのはアメリカと日本だけ(アメリカは州によっては死刑廃止)

国連総会が死刑執行の停止を求める決議を初めて採択した時の投票結果。
賛成104反対54棄権29

日本はどこに入れたのでしょうか?

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