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2011年5月29日 (日)

釣り物語・・・1(石狩湾新港樽川埠頭、不運な犬)

5年位前の話しである。

石狩新港の釣りを終え釣り道具の整理をしていた。

その時、1台の乗用車が入ってきた。男は車から首輪へリードを付けた中型犬を下した。犬は散歩と決め込んで喜んで男に着いて行った。

男は突然首輪を外すと車に乗り込んだ、犬は後部席に乗れるものとドァから離れなかったが、車は徐々にスピードを上げ走り去った。犬は突然の出来事に狼狽え、吠え続けて後をおったが、車は見えなくなった。

暫くして、置き去られた場所へ犬は戻ってきた。

私は、初めの内、何が行われたのか分からなかった。犬の訓練でもしているのかと思ってみたが、何か不自然であった。捨てられたのだ!

あまりのショックで私は茫然としていた。助手席には奥さんらしい女性が乗っていたが、犬を捨てることに対し心の葛藤はなかったのか?なかったんでしょうね。あったなら家族同然愛してきた犬を捨てる訳がない。

翌日、会社の帰り畑に寄ったついでに釣り場へ行ってみた。犬は連れ戻されていることを期待し、釣り場に着いたら、犬は降ろされた辺りをウロウロしていた。

釣り人の常連に聞いてみたところ、昨日からずっと飼い主を待っているという。餌を上げても臭いをかぐが少しより食べないという。

私は近くのコンビニから缶詰を買ってきた。蓋を開けて挙げたが少しより食べない。その内カラスに全部食べられてしまった。

捨てられた環境の変化に耐えられず、餌を食べれないようである。

呼ぶが近づいてくることはなく、触ろうとすると逃げ得ていく。さらに唸って威嚇する。家に連れ帰ろうとしたが無理である。

次の日も釣り場へ行って見たが、やっぱしいる。詳しくは知りませんが、忠犬ハチ公、飼い主が亡くなっても、毎日駅前に帰りを待っていた。それと同じような光景。

犬はやつれが酷く水を挙げたらガブガブ飲みだした。そうだ!水が欲しかったのだ!それからコンビニへ走り缶詰とおにぎり、ドックフードを買ってきた。今度はよく食べてくれた。

しかし、触ろうとすれば唸り威嚇する。その内慣れてくれることに期待し、一日に1回餌やりにいったが。3日目にはいなかった。常連に聞いたら保険所で連れていったという。すぐ保険所の捕獲場所へアクセス、処分されていなければ写真が見れる。確かに写真は公開されていた。1週間飼い主が現れないと処分される。

犬の収容先は一度函館で見たことがある。番犬用に欲しいので探していたのだ。係員は簡単に説明してくれた。檻に入れられると異常な行動を取る犬が多いという。例えば、檻の上2メートルは網はない。なぜならこの上を乗り越えて逃げようとする犬はいないからである。しかし、何匹かは乗り越えたそうである。でも、そこを乗り越えても鉄の扉がさらにある。逃亡は不可能である。

係員は檻に入れられた瞬間死の臭いをかぎ、最後に残っている力を振り絞り2メートルを飛び越えるのだという。犬の生への希望も空しく1年間で何百万匹の犬や猫が処分されていくのである。

飼う人はペットは家族の一員と認めないなら飼う資格はないのだ。子犬の頃、可愛いさのあまり、その瞬間だけを見て飼うから犬の不幸は絶えない。

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