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2011年6月 6日 (月)

釣り物語・・・6 花畔(バンナグロ)埠頭 生と死の狭間で

花畔埠頭と樽川埠頭はコの字のように向きあっている。現在、テロフエンスにより釣りは出来ない。この事件はテロフエンスが出来る前のことである。

釣れる魚種は両埠頭は殆ど同じ、春はカレイから始まり、チカやコサバ、コマイ、ホッケ、シャコ、豆イカ等がつれていた。

花畔埠頭の東側には小さな漁港があり、釣り船やマイフィッシングボートが係留している。フィッシングボートはクレーン車で釣り上げ、岸に上げたり降ろしたりしていた。

釣り人はいつも満員、誰か帰るのを待って釣りをするような有様。

この時、事故は起きた。

いつも、固定しているクレーン車が動き出したのである。しかも、運転席には男の人が乗っている。彼は運転しているのではない。

クレーン車はそのまま海に向かって真っ直ぐら。誰もが海へ突っ込むと思った。瞬間止まったのだ!運転席の男は真っ青な顔をして、恐怖のあまり言葉をしゃべれない。

クレーン車をよく見たところ、前輪が殆ど海にはみ出し、車体が岸壁のコンクリートの端にひっかかっているだけ、何かの振動でクレーン車もろとも海へ転落する寸前であった。しかもクレーン車は前部に重い釣り上げ装置が付いていることから、予断を許さない状況。

この騒ぎを聞いて、花畔埠頭の係員が出てきた。運転席の男に向かって、「お前動くな、いいか、絶対動くなよ」

それから、暫くして大型トラックを1台連れてきた。彼はテキパキとトラックの運転手に指示し、クレーン車と大型トラックをワイヤロープで繋いだ!

それから、大型クレーン車を探しに出かけた。この周辺では工事現場が多く、大型クレーン車はすぐ手配できた。この時点で救急車とパトカーも来ていた。

大型クレーン車が到着してから、約30分で釣り上げ完了。

今回の殊勲者は花畔埠頭の係員。彼の働きでことなくを得たが、一歩間違えば大変なことになっていた。

災難にあった運転手の話しによれば、本来固定し動かないはずの車が動いたのでびっくり仰天。もちろん、クレーン車の運転技術はなかった。あそこで止まったのは奇跡以外の何物でもないという。

私は神仏様を信じるタイプ。仏教徒でもないし、神徒でもない。まてよ、実家は浄土真宗ですから、仏教徒ですね。

なんらかの、神仏の力が働いて、クレーン車はあそこで止まったとみるべきでしょう。

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