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2011年7月20日 (水)

60代の性、あなたはどのように向き合っていますか?

これは7月3日北海道新聞朝刊に載りました記事を転載します。

相談者:60代女性

夫も60代で子どもは独立し2人暮らしです。夫は月1回くらい関係を求めてきます。具合が悪いと言って早めに寝たりして、できるだけ機会をつくらないようにしていますが、年に1、2度くらい応じざるを得ないことがあります。気分が悪いだけです。趣味など楽しいことも多く、日々暮らしているのですが、夫とのことを考えると憂鬱さに襲われます。この先のことを考え暗くなります。毎日ぞっとした気持ちで過ごしています。

回答者:千石涼太郎(作家)

日本は世界でも珍しいくらいの「セックレス国家」で、夜の夫婦生活の回数は世界一のフランスの約3分の1、世界平均と比べても半分にも満たないのだそうです。まさに草食民族といった印象ですが、それでも10日に1回は夜の営みを持っているのが日本人の平均値ですから、ご主人が月に一度求めてくる程度なら、ごく自然であると思います。「もう歳が歳ですから・・・」と思うかもしれませんが、平均寿命が延びた今では決して珍しいことではないのです。

しかし、そうはいっても、イヤなものはイヤですね。考えただけでも気が重くなるのも無理からぬことだと思います。できる限り、ご夫婦ともに不愉快にならない解決策を考えてみましょう。

セックレスの女性に「セックレスになった理由」を聞くと、「面倒くさい」、「仕事で疲れてるから」といった答えが返ってきます。疲れていても楽しいことならやりますし、面倒だとお思いませんので、こういう答えが返ってくるということは、多くの女性にとって「セックスはたのしくない」わけです。

あなたの場合はその状態が長く続いたために苦痛になってしまった訳ですが、ご主人はそうではなかった。このギャップが問題の中枢です。

解決策の第一歩は、ギャップを埋めるために、率直な気持ちを聞いてもらうことと、ご夫婦で性についてしっかり話し合うこと。

性の問題は長年夫婦生活をおくっていても、なかなか話す機会がないものですが、話せば分かることが必ずあります。

日常における他のことと同じように、性においてもお互いが感じていることを理解し、尊重しあえるようになれば、少なくともいまある苦痛からは解放されるはずです。ご主人にもある程度、我慢していただけたら、その優しさに応える意味でも、ご主人に「ご褒美」をあげる気持ちになれるかもしれません。恥ずかしがらず、慈愛の心を持って話し合ってみてください。

いかがでしたか、60代とはいはず、40代、50代でもこのような問題を抱えているはずです。参考にしてください。

おわり

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