« お姉さまに襲われた男・・・13 | トップページ | 「妙にガタガタ」する道路だ!降りて見たら線路だつた »

2012年1月11日 (水)

貧乏アパートに住む男・・・14

男に麻雀仲間がいた。大工さんである。彼は男の会社の増築をしたことがある。増築した3階に男は住んでいた。場所は札幌市北大通り西18丁目、良い場所である。東方面にはテレビ塔が見える。

大工さんは雨の日や、冬季は休業。冬季は毎日電話が入る。男も決して嫌いでない。誘われると何処へでも行った。

ある時、お前いつまでこんなうす汚いアパートにいるんだよ。いい物件あるから世話しようか?

大工さんの話しによれば、宮の森地区、高級住宅街である。マンションを経営している人と知り合いとか。その人には1人娘いるという。もし、ものにしたならば、億マン長者だという。男はものにするとかは番外地。借りてみるかと言う気持ちに傾いた。

あの頃、お金は十二分にあったのだ!

大工さんに仲介をお願いし不動産へ連絡を取った。貧乏臭いアパートから高給マンションへ身分違いの変身。話はとんとん拍子に進み2階に空室があると言う。ここで明らかになったのは、マンションの持ち主はお婆ちゃん。お婆ちゃんと住んでいるのは、親戚のお姉ちゃんだという。

大工さんが言うにはお姉ちゃんをものにすれば、億マン長者だという。あまりにもうまい話しに乗ったけれど、不安はあった。何故オレなんだ!身元もはっきりしない男なのに。

お婆ちゃんは男と会いたいといいだした。男は不信に思った。部屋を借りるのになんで大家さんと会わなければならないんだ!不動産が絡んでいるのであれば、会う必要はないと思った。

大工さんの顔を立て会うことにした。当日、お婆ちゃんと娘さんが来た。男はびっくりした。娘さんはまん丸なのだ。体重は100キロはあるようだ、何故今まで残っていたのか誰でも分かる(笑)。

100%見合いであった。男は心の準備をしていなかった。男は何時ものように汚いジャンバーを着ていた。

数日後、大工さんが来た。お前どうするんだ、先方は乗り気だぞ!と言われても、男は深く考えるタイプでなかった。まん丸いタイプは好みでないのだ!

それから、数か月経った。男は貧乏アパートでインスタントラーメンをすすっていた。

|

« お姉さまに襲われた男・・・13 | トップページ | 「妙にガタガタ」する道路だ!降りて見たら線路だつた »

男シリーズ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 貧乏アパートに住む男・・・14:

« お姉さまに襲われた男・・・13 | トップページ | 「妙にガタガタ」する道路だ!降りて見たら線路だつた »