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2012年2月28日 (火)

反抗期を迎えた男・・・28

男は中学2年になっていた。世は反抗期と言うけれど、男のそれは違っていた。まるで愚連隊である。些細なことで腹をたて、荒れた人生を送っていた。

学校では、宿題をやらず、先生に活を入れられていたが反省している風でもなかった。

ある授業の一コマ

先生:男に向かって、今日も宿題やってこなかったが、なんでだ?分かるように説明しなさい。

男:忘れたんだよ

先生:1回なら忘れたことも考えられるが、お前今日で何回かわかってるか?ふざけるな!

教室はシーンとしている

男:忘れたのはオレだけじゃねぇだろう?このバカ親父!

家庭の一コマ

母親と些細なことで口論し、母はヒヒテリーをおこし、デレキ(薪ストーブに使う金の棒)で殴りかけてきた。男は裸足で外に逃げる。夜になると心配した母は探し歩くのが常だった。

親父と些細なことで口論し、取っ組み合いの喧嘩、親父は力仕事をしているので、いつも羽交い絞めにされ、ぼこぼこにされる。

兄貴と些細なことで口論し、お互い棍棒で殴り合い。男の棍棒が兄貴の頭に命中。血がどくどく出てきた。すぐ病院へ連れていった。が、☽の禿げのキズが残った。それ以来あのバカと喧嘩するなと言うことになつた。

反抗期もバカ親父と叫んだ先生との出会いがあってからおさまったようである。

先生との一コマ

先生:おい!おまえ、何時も威勢いいな。先生にちょっと顔をかせ!

男:???

先生:おれを怖いのか?

男:冗談、キツイな

先生:じゃ、ちょっと来い

先生は男を車に乗せ町に連れて行った。

先生:おい!降りろ。

そこは、ラーメン屋さんの前だった。男はいつかここのラーメンを食いたいと思っていた。

先生:入れ

男:おれ、お金ないよ

先生:心配するな

男:熱々のラーメンが出てきた。男は美味いと思った。黙々と食べた。汁も全部飲んだ。

先生:美味いか?もう一杯食えと言って追加した。

男は黙々と食べた。この先生、案外良いヤツだと思った。

先生:また、授業が嫌だったら、宿題やってこなくてもいいし、気に食わなかったらバカ親父と言ってもいいぞ!そしたら、お前にまたラーメンをご馳走するからな!と、言って笑い出した。

男はその後、先生は経済的に楽でないことを知った。田舎の両親へ仕送りをし、手元にそんなに残っていないと言う。それなのに、ラーメンを2杯も食べさせ、さらに、また食わせると言う。悪いことをしたと思った。

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