意地悪先生の玄関前にウンコをする男・・・20
男は中学生の頃、悪ガキゆえ一人の意地悪先生に睨まれていた。事あるごとにその先生は難題を吹っかけてきた。
ある日、悪ガキ共は寒いと言って校庭で焚火やりだした。それを見つけた意地悪先生は怒り狂いだした。ところが、悪ガキ全員は校舎の軒下に逃げ込んだ。その内他の先生共が集まりだした。校長先生までお出ましである。
出てこい、と怒鳴るけれど、誰も出て行かない。その内校長先生が穏やかな口調で、出て来なさい、そんな所にいると風邪をひく。職員室にお菓子があるから食べながら話ししようじゃないかと言う。お菓子に負けて悪ガキ共はぞろぞろ出てきた。
職員室に入ったら約束通りお菓子が出てきた。遠慮しないで食べなさいという。
一息ついたころを見計らって校長先生が、今回のことは、君たちが悪い、何故悪いことをやったか、話を聞かせてくれないかな。皆一言も言わない。
男が突然言い出した。いつも、あの意地悪先生が俺たちを苛めるから仕返しをしたんだよ。思わぬ、発言に先生共はあっけにとられ、ぽかんとしていた。
名指しされた、意地悪先生は真っ赤な顔をして怒鳴りだした。校長先生はそれをなだめた。
校長先生は、今回の焚火は火事の危険性があった。分かるか?もし、校舎が焼けたなら君らは警察に連れていかれる。そんなことをされたら、お父さんやお母さんはどんなに悲しむことか、先生はそれを心配したから君らを叱ったんだよ。何も君らに意地悪をするとか、そんなことでないよ。
分かってくれるかな?・・・・・全員謝罪することで一件落着した。が、意地悪先生をどうしても許せない。男は決心した。
深夜、1人の男が意地悪先生の玄関前にいた。何を思ったのか、男はズボンを下げた。そこで暫くしゃがんでいたが、やがてズボンを上げその場を立ち去った。
早朝、意地悪先生は散歩に出掛けようとして、玄関前にある異常な物体に肝を冷やした。あの野郎と怒りが込み上げてこた。だが、証拠がない。
あのバカ、許せんと思ったかどうかは知りませんが、3学期の体育の成績はあんまり良くなかった(笑)。
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