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2012年3月14日 (水)

ヘビと戯れる男・・・35

男がガキの頃、校舎の前はグランドでその向こうは崖になっていた。男は野球部でポジションは遊撃手。問題が起きるのは打撃のときである。崖の手前は高い松の木が植えてあるのだが、その真上をかっとばしホームランを打つヤツがいるのだ。そうなれば一大事、ボールは当然崖の下に転がって行く。

貧乏野球部ゆえボールは貴重品、ボールを拾いに行くのは勿論ホームランをかっとばしたヤツ。

崖は鬼門、そこはヘビの棲家となっているのだ。ホームランを打てば喜びそうなもんですが、誰1人として喜ぶ者はいない。

部員全員、崖の下を覗きこみボールの行方を探す。と、言うかヘビのいる場所を探しているのだ。

崖は、ブドウやコクワの蔓(つる)が入り乱れている、おまけが付いて蔓とヘビの色は同じなのだ!この崖はヘビの巣であるが、マムシ(猛毒)はいないが、アオダイショウやシマヘビがいる。

ガキどもはヘビを数えているが、誰も崖を降りようとしない。ここで男の出番が回ってくる。男はヘビを手づかみするし、調子に乗ってキスまでする。気持ちの悪いヤツなのだ!

男は、崖にボールが転がって行くと、いつもニコニコしている。ただ働きを絶対しない男なのだ。誰もが知っていて、5円のカンパが始まる。

男は、崖の下に降りて行く。上がって来るときには必ず、1匹アオダイショウを捕えてくる(これを心待ちしているヤツもいるのだ!プログ、ヘビを食う男で紹介する)。

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