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2012年3月31日 (土)

どうにもならない男(ラン&ウォーク20km)・・・42

今回のコースは追分通りを北進し10キロ地点で左折し、国道231号線に入り手稲駅近くを通り帰宅するコースである。

男は快調に追分通りを走っていた。この時期は歩道には残雪があり、尚且つアイスバーンの所もあることから、そのような場所は歩くことにしている。6キロ辺りから歩道は残雪が深くなり、走れるような状態でないことから、安全を確認し車道に出た。休日とあって車は殆どない。しかし、後ろを振り向きながら端っこを走ってた。

10キロ地点に差掛ったところで左折し、歩道に戻り国道231号線に向かって走った。国道231号線は手稲本町から石狩市を通り、日本海の海岸線を通り稚内方面に抜ける道路である。因みに、この一帯は男の釣り場で景色もよく日本海に沈む夕日はとても綺麗なのだ!

約2km走ったところで国道231号線に出た。ここを左折し直線道路を手稲方面に向かった。残り8km、男は軽いと思った。何せ、体が軽く調子がいいのだ!

前方にバス停の掘っ立て小屋が見えてきた。この掘っ立て小屋を3個通り過ぎると新川に出る。ココまで来ると残りは3km。ところが、そう簡単には行かないのだ!

話しは最初のバス停に戻る。この路線バスは休日だと30分に1本の割合でしかバスは来ない、田舎のローカル線のようなもの。それでも、バス停には女性が立っていた。遠くから見たところ、オバサンかと思ったが、近づくにつれて20代後半くらいの女性に見えた。

女性はずっと男の方をみていた(それは男の勘違いでバスの来る方を見ていたに過ぎない)。男は助平根性が出てきた。ここは良い所を見せてやれ!何を思ったのか男はスピードを上げたのだ。次第に女性との距離は縮まってきた。なかなか綺麗な女性である。

バス停の手前4,5メートルのところで残雪があったが、男の目には入らなかった。何せ、この男は助平なのだ!男の目は唇から目、胸、お尻と忙しい。その時である、男の足に異様な感触があった。物凄い勢いで引っくり返ったのだ!男は一瞬何が起きたのか分からなかった。気が付いたら女性が近づいてきて、大丈夫ですかと声を掛けていた。が打ち所が悪く呼吸が苦しい。

ヤバイ、骨折していないか気になった。両手を動かしてみたが、少し痛いが大丈夫らしい。次に足を動かしてみたが、異常ないようである。恐る恐る立ち上がった。捻挫もしていないようである。女性は何度も大丈夫ですか?救急車を呼びましょうか?と心配してくれていた。が、男はそれどころでない、一時も早くここから消えてしまいたいのだ!

その内にバスがきた。女性は何度も振り向きながらバスに乗った。助平男は足を引きずって歩きだした(笑)。

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