日産:本社でNYタクシーを国内初公開 EV転用も可能
2012年05月30日
日産自動車は29日、欧米車を押しのけてニューヨーク市の次世代タクシーに選定された「NV200 ニューヨークタクシー」を横浜市西区の本社ギャラリーで一般公開した。国内では初公開。
アンディー・パーマー副社長はNV200を示しながら「コンパクトボディーなのに室内が広く、低燃費。しかも将来、電気自動車(EV)に転用もできる」と説明。村上秀人執行役員は「世界40カ国で計10万台を販売済みで、日本でも小型商用車部門で45%のシェアを得ている国際標準車だ」と強調した。
ニューヨークのタクシー利用者は1日60万人もあり、日産は選定前に利用者の声を聞き参考にしたという。パーマー副社長は「燃費の良さ、サイズの小ささ、衝突テストの結果−−が採用の決め手となった」と話した。
EVへの転用についてニューヨークのブルームバーグ市長は「関心がある」と明言しており、日産は近く、EV車のリーフ6台を現地に導入し、燃費など実証テストを行う。【福井聡】
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