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2012年5月27日 (日)

ネパール:政府軍への編入進まず 毛派司令官が不満表明

毎日新聞 2012年05月27日 19時46分(最終更新 05月27日 20時10分)

 【カトマンズ杉尾直哉】ネパール共産党毛沢東主義派(毛派)の「人民解放軍」第2師団司令官のシュク・バハドゥル・ロカ氏(43)が毎日新聞の取材に応じた。主要政党は昨年11月、人民解放軍の政府軍編入で合意したが、ロカ氏は「政府軍側は我々を対等に扱おうとせず、編入作業が全く進んでいない」と不満を訴えた。

 毛派は王制打倒を訴えて96年から武装闘争を展開、06年の包括和平協定調印に伴い10年間に及ぶ武装闘争の終結を宣言した。昨年11月の政党間合意では、人民解放軍の兵士約1万9000人のうち、6500人を政府軍に編入し、残りは最高約80万円の支援金を与えて社会復帰させることになった。

 しかし、ロカ氏によると、人民解放軍兵は政府軍内で低い階級しか与えられず、実際に編入を望んでいるのは約3000人に過ぎないという。「最低でも大佐」を要求しているロカ氏自身も、政府軍側が要求を認めないため、編入を留保している。人民解放軍は現在も解散しておらず、ロカ氏は解放軍内のコードネーム「サラド司令官」を名乗り続けている。

ロカ氏は「主要政党が憲法を巡る政治ゲームに終始し、解放軍問題を置き去りにしている」と批判する一方、「王制が廃止され、毛派が制憲議会で第1党となった今、我々はある程度満足している」と述べ、政治に不満があっても武力に訴える活動は再開しない考えを示した。

 ロカ氏はネパール中西部ロルパ郡出身。警察から兄弟が拷問され、親戚の女性2人が強姦(ごうかん)されたのをきっかけに96年から武装闘争を開始した。ネパール中部を管轄する第2師団司令官として最大3200人の解放軍兵を指揮下に置いていた。

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