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2012年5月28日 (月)

トンネル事故:リレー方式で救助 制限時間80分

毎日新聞 2012年05月28日 15時00分(最終更新 05月28日 15時15分)

4人を救助した時の様子を話す神保雄一消防士長(中央)ら= 新潟県南魚沼市の同市消防本部で2012年5月28日午前9時32分、神田順二撮影
4人を救助した時の様子を話す神保雄一消防士長(中央)ら= 新潟県南魚沼市の同市消防本部で2012年5月28日午前9時32分、神田順二撮影

 新潟県南魚沼市のトンネル爆発事故で、27日に作業員4人を発見した救助隊は、4人を乗せた担架をリレー方式でトンネルの出口に運んでいたことが関係者の証言で分かった。いつガスの濃度が危険値に達するか分からない状況下でのぎりぎりの作業だった。28日に南魚沼市消防本部で記者会見した隊員らは「スピード重視だった」と振り返った。

 「全隊トンネルに入る」。救助隊は県内各地の消防本部の混成部隊で、27日午前4時ごろ、十日町地域消防本部の隊員から同本部に携帯電話で連絡があった。午前0時15分ごろ、新潟市消防局のハイパーレスキュー隊員ら25人が4人を発見するが、直後にガス濃度の上昇で一旦引き返した。午前4時過ぎからの再進入では25人が坑内に入り、約30分後に搬送隊として39人が続いた。新潟市消防局ハイパーレスキュー隊の本間勝嘉統括隊長(49)は「酸素ボンベの容量を考えると、活動時間は80分が限界だった」と振り返る。歩行を急ぎすぎるとボンベの消費が早まる。

4人の迅速な搬送のため、救助隊は坑口から550メートル付近に搬送隊を配置し、5人1組のレスキュー隊が4人を乗せた担架をリヤカーで運んだ。搬送隊に引き渡すと、搬送隊はストレッチャーに乗せ換えてリレーの形で出口へ運んだ。

 十日町地域消防本部の小川睦さんは「今回のケースでは活動できる時間は短い。リレー方式が一番効率がいいと思う」と説明する。

 4人は5時39分〜6時5分に病院へ運ばれ、6時8〜39分に死亡が確認された。

 28日の記者会見で救助にあたった南魚沼市消防本部の神保雄一消防士長(37)は「4人を夢中で収容し、(550メートル付近で)待っていた隊員に引き渡した」と話した。【蓬田正志、小林多美子、神田順二】

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