スペイン洞窟壁画:4万年以上前、欧州最古と判明
毎日新聞 2012年06月15日 10時58分(最終更新 06月15日 12時02分)
スペイン北西部にある世界遺産「アルタミラ洞窟」などの壁画が約4万年以上前に描かれていたことが、欧州の研究者グループの調査で分かった。15日付の米科学誌サイエンスで発表された。従来の説よりも1万年以上古い時代にあたり、確認された洞窟の壁画では欧州最古となる。
ロイター通信などによると、英ブリストル大学などの研究者グループが新しい手法で、11カ所の洞窟にある50点の壁画を調査した。その結果、最も古いエルカスティーヨ洞窟にある赤い点状の壁画の制作時期は約4万800年以上前、手に赤い塗料を吹き付けた手形は約3万7300年以上前、アルタミラの壁画は約3万5600年以上前と測定された。
現代人の祖先は4万1000〜4万5000年前に欧州に移ってきたとされており、エルカスティーヨの壁画はそれ以前から欧州にいたネアンデルタール人によって描かれた可能性があるという。【秋山信一】
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コメント
「欧州最古 アルタミラ洞窟壁画 4万年以上前と判明も 須(すめら)も判明」
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「まず尖閣諸島について皆さんに知っておいて頂きたい / 国生み神話で有名な淡路島と天の橋立のラインと文化で守り管轄しているからこそ日本の領土であると言えるのです」
投稿: アルタミラ洞窟壁画 | 2012年7月10日 (火) 02時25分