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2012年6月19日 (火)

ビリケンさん:私が「初代」です…大阪の男性が写真所有

毎日新聞 2012年06月19日 13時58分(最終更新 06月19日 14時14分)

初代とみられるビリケン像(右端)が写った絵はがき=通天閣観光提供
初代とみられるビリケン像(右端)が写った絵はがき=通天閣観光提供

 初代ビリケンさん発見?−−。通天閣(大阪市浪速区)下で、俵形の台座に安置されたビリケンさんが写る、大正時代に撮影されたとみられる絵はがきが見つかった。所有する大阪市内の男性が、初代ビリケンさんの写真を探す通天閣の運営会社「通天閣観光」に連絡した。専門家によると、100年前の初代ビリケン像の可能性が高いという。初代はこれまで写真すら見つかっておらず、ビリケンさんの歴史をひもとく手がかりとなりそうだ。【深尾昭寛】

 男性は絵はがき収集家で、約10年前にこの絵はがきを入手した。初代の写真がないことを知り、今月中旬に同社に知らせた。絵はがきの下の部分に、「(大阪名勝)新世界通天閣脚下兵頭繪葉書店」と記されており、通天閣下の売店のそばで、両足の裏を突き出すビリケン像が安置されている。現在の3代目とよく似た、おなじみの姿だ。

新世界の歴史を記した文献「新世界興隆史」(1934年発行)に、「通天閣下で売店を営んでいた兵頭寅一氏が体調を崩し、(店を)親戚にひきついだ」との内容の記載があり、「兵頭繪葉書店」はこの店とみられる。「興隆史」などによると、初代は1912(明治45)年、通天閣近くにできた遊園地「ルナパーク」内で飾られた後、間もなく通天閣の下に移された。その後は行方不明になった。

 逓信総合博物館(東京都)は、この絵はがきは宛名面の様式の特徴から「1907〜18年発行のものだ」と説明。発行時期も文献と矛盾はなく、写っているのは初代ビリケンさんの可能性が高まっている。

 新世界の歴史に詳しい大阪府立大の橋爪紳也教授(都市文化論)は「文献との整合性からも初代像の可能性があり、歴史を裏付ける貴重な発見かもしれない。ただ台座の形が当時のイラストと異なるなど、さらに調査が必要な点もある」と指摘した。

 現在は髪の毛が金髪の3代目が通天閣展望台に安置されている。通天閣観光の西上雅章社長は「通天閣誕生100周年となる7月を前にうれしい知らせだ」と喜んだ。絵はがきを複写し、近く通天閣で展示する予定。

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