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2012年7月25日 (水)

五輪サッカー:なでしこ初戦へ…大儀見、開幕戦ゴール狙う

毎日新聞 2012年07月25日 09時42分(最終更新 07月25日 09時57分)

初戦のカナダ戦を前にリラックスした表情で調整する大儀見=英国・コベントリーで2012年7月24日、佐々木順一撮影

初戦のカナダ戦を前にリラックスした表情で調整する大儀見=英国・コベントリーで2012年7月24日、佐々木順一撮影

 【コベントリー(英国)大島祥平】25日夜(日本時間26日午前1時開始)に当地で行われるロンドン五輪サッカー女子1次リーグ初戦のカナダ戦に臨むサッカー女子日本代表(なでしこジャパン)。開幕戦ゴールに期待がかかるのが好調のFW大儀見(ポツダム)だ。「初戦は大事。なるべく早く先制点を取ってDFを楽にしたい」と狙う。

 4月のブラジルとの強化試合から米国戦を含め4戦連続ゴール。19日のフランス戦では相手GKの好セーブに阻まれ5戦連発こそならなかったが、強烈なシュートを2本放った。飛び出すタイミング、シュートの精度。今の日本代表で最もゴールの嗅覚にすぐれた選手だろう。

 昨年のワールドカップ(W杯)初戦のニュージーランド戦では鋭い飛び出しでDFライン裏に抜けて値千金の先制点を奪い、チームを白星発進に導いた。

 だが、同時にW杯は苦い思い出も残した。前線に残って得点を狙いたいという思いが、FWも守備でボールを追う必要があるなでしこのサッカーにそぐわず、準決勝からは先発の座を外れた。

苦悩し、答えを模索した中であるのが今の姿だ。W杯で唯一敗れたイングランド戦も「あれはうちが引かなかったから、修正できなかった」。苦しい時には前線から戻って献身的に体を張り、なおかつストライカーとしてのこだわりも捨てずに結果を残してきた。

 4年前の北京五輪は「わざと意識してプレッシャーをかけて臨んだ」という。経験を積んで戻ってきた今回は「自然体」だ。日本には頼もしいエースストライカーがいる。

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