仲井真知事:「配備強行なら全基地即時閉鎖」 森本防衛相と面談
2012年07月01日
来県中の森本敏防衛相は1日午前、県庁で仲井真弘多知事と面談し、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを米軍普天間飛行場に配備する米側の計画を説明した。仲井真知事は面談後、記者団に「配備を強行したら、全基地即時閉鎖という動きに行かざるを得ない」と強く日米両政府を非難した。
面談で森本氏はオスプレイの配備で「海兵隊の航空輸送支援能力、人道支援、災害救援能力が格段に向上する」と述べて受け入れを求めた。これに対し、仲井真知事は「性能に問題があるのに、米軍が何でも持ち込めるというのは信じられない話。断然拒否するしかない」と配備に強く反対し、「配備中止を含めて対応してほしい」と逆に国に要望した。
森本氏は知事との面談後、オスプレイ配備に関係する市町村との面談に臨み、同日午前、自衛隊機で岩国基地へ向かう。
米側はオスプレイを7月下旬に米軍岩国基地(山口県岩国市)に搬入し、10月初旬に普天間飛行場で本格運用する方針。岩国での試験飛行はモロッコと米フロリダ州で相次いだ墜落事故の追加的調査結果を8月に日本側に提供するまでは控えるとしている。
(琉球新報)
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