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2012年8月31日 (金)

ロムニー氏:「米国の希望取り戻す」…大統領候補受諾演説

毎日新聞 2012年08月31日 11時44分(最終更新 08月31日 12時22分)

党全国大会で受諾演説を行うロムニー氏=2012年8月30日、AP

党全国大会で受諾演説を行うロムニー氏=2012年8月30日、AP

 【タンパ(米南部フロリダ州)古本陽荘】11月の米大統領選で共和党の大統領候補に指名されたミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(65)は30日、党全国大会で受諾演説を行った。4年ぶりの政権奪還を目指し「米国の希望を取り戻す時だ」と表明。最大焦点の経済再生と雇用創出に取り組む姿勢を強調する。

 米メディアを通じて事前配布された演説抜粋によると、これまで語ってこなかったモルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)への信仰についても言及し、自らの人格を紹介することにも主眼を置いた異色の演説となる。

 ロムニー氏は08年大統領選で当選したオバマ大統領の「希望と変革」の約束は「失望と分断に取って代わられた」と批判。「失望の4年間と決別する時がきた。米国民には別の選択肢がある」と支持を訴えた。

 ロムニー氏は「米国に必要なのは多くの雇用だ」と指摘。1期目で1200万人の新規雇用を創出すると公約。具体的には(1)石油や原子力などを活用して2020年までに北米地域でエネルギー自給体制を確立する(2)法人減税と規制緩和を進める(3)オバマ政権の医療保険改革を撤廃する−−などの政策を表明する。

外交・安全保障に関しては、「強固な軍事力を維持することで、どの国家もそれを試そうと思わないようにする」と語り、「力による平和」を目指す姿勢を示す。

 受諾演説は11月の大統領選に向け、ロムニー氏個人の人柄や思想・信条を説明する重要な機会となる。好感度に関する調査で低迷していることから、経済回復や雇用対策にとどまらず、家族や宗教について時間をかけて語ることを決断した。

 ◇ロムニー氏演説の骨子

・オバマ大統領の約束は失望と分断を招いた。過去4年間の失望と決別し、米国の希望を取り戻す時だ。

・米国に求められているのは多くの雇用だ。私には1200万人の雇用を創出する計画がある。

・オバマ大統領は(温暖化による)海面上昇を遅らせ、地球を守ると約束した。私はあなたとその家族を守ることを約束する。

・多くの家族がそうであるように、私の家族も教会を通じて友との深いつながりを得た。

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