日本側が拉致問題を提起…日朝協議
【北京=伊藤裕、門間順平】日本と北朝鮮による外務省課長級の政府間予備協議は31日、3回目の会合が北京の日本大使館で行われた。
交渉担当の小野啓一外務省北東アジア課長は31日朝、北京市内で記者団に「今までの議論に基づいてしっかりと協議したい」と語った。
玄葉外相は31日午前の閣議後の記者会見で、課長級協議は同日で終わるとの見通しを示し、「(協議は)何回かかかるだろうが、根気強く主張が通るように交渉する」と述べた。
松原拉致問題相は記者会見で「本協議で拉致問題が取り上げられるべく取り組んでいる」と述べ、予備協議で日本側が拉致問題を提起したことを明らかにした。その上で、「(終戦前後に北朝鮮に残された)日本人遺骨の問題は適切に解決されるべきだが、拉致問題が置き去りにされるようなことがあってはならない」と述べ、北朝鮮側をけん制した。
(2012年8月31日13時15分 読売新聞)
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