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2012年8月16日 (木)

iPS細胞:105歳以上から採取 高齢者の病気解明に

毎日新聞 2012年08月15日 22時12分(最終更新 08月15日 22時42分)

 健康に105歳以上まで生きたお年寄り2人の皮膚細胞から人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作ることに慶応大が成功し、アルツハイマー病など高齢者の病気の原因解明に取り組んでいる。健康なお年寄りに生前から協力を依頼し、死後に皮膚を採取して実現した。チームは「協力してくれたお年寄りとご家族に感謝している」としている。

 健康な人からiPS細胞を作っても後から発症する可能性があり、患者のiPS細胞との比較に役立たない。このため健康なまま亡くなったお年寄りからiPS細胞を作成することが必要だった。

 皮膚細胞は人の死後も2日間ほど生き続けている。チームは約3年前から、他の研究に協力してくれた東京都内に住む健康なお年寄りを訪ね歩き、死後の皮膚採取を依頼していた。うち2人が、その後も重い病気にかからずに105歳を超えて老衰や肺炎で亡くなった。家族の了解を得て、死亡当日にそれぞれ腹部から皮膚細胞を採取。iPS細胞を作り、神経細胞に変化させた。

この神経細胞を、アルツハイマー病やパーキンソン病の患者のiPS細胞から作った神経細胞と比較したところ、患者の細胞は2人に比べて病気に関する異常なたんぱく質を約2倍作り出していた。

 7月末に論文を発表した慶応大の伊東大介専任講師(神経内科)は「iPS細胞を使えば、その人の胎児期の神経細胞の状態を見ることができる。アルツハイマー病などの早期診断法や予防薬の開発につなげたい」と話している。【斎藤広子】

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