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2012年8月10日 (金)

竹島:韓国大統領が出発 日本は大使召還を検討

毎日新聞 2012年08月10日 11時17分(最終更新 08月10日 13時11分)

竹島と鬱陵島の位置

竹島と鬱陵島の位置

 韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は、実効支配する島根県の竹島(韓国名・独島=ドクト)を訪問するため、10日午前10時(日本時間同)、ソウルを出発した。共同通信によると、ヘリコプターに搭乗し、午前11時40分ごろ、竹島の玄関口にあたる韓国の鬱陵島(ウルルンド)に到着した。日本政府は李大統領が訪問を強行した段階で、抗議の意思を示すため、武藤正敏駐韓大使を日本に召還または一時帰国させるなどの措置を検討しており、ぎくしゃくする日韓関係が決定的な打撃を受けるのは避けられない情勢だ。

 藤村修官房長官は10日午前の記者会見で「わが国の立場と相いれず、極めて遺憾だ。訪問を取りやめるよう韓国側に強く申し入れをしている」と強い不快感を示した。玄葉光一郎外相によると、外務省は9日夕の段階で李大統領の竹島訪問の情報をつかみ、佐々江賢一郎次官が申珏秀(シン・ガクス)駐日韓国大使に中止を申し入れていた。韓国政府から日本政府への通告はないという。

韓国政府は10日午前、李大統領の竹島訪問を発表した。李大統領は鬱陵島で住民と対話して昼食をとった後、気象条件を検討したうえで竹島に入る。竹島では、駐留する警備隊員や住民を激励するとみられる。午後6時にソウルへ戻る予定。聯合ニュースによると、劉栄淑(ユ・ヨンスク)環境相や崔光植(チェ・グァンシク)文化体育観光相が随行し、韓国メディアの記者やカメラマンも同行しているという。

 竹島は日韓両国が領有権を主張しているが、韓国が実効支配している。韓国政府は沖合に「独島総合海洋科学基地」の建設を計画する一方、今月中旬には周辺海域で「船舶の領海侵犯」を想定した韓国軍と海洋警察による合同訓練を計画するなど、実効支配を強化している。

 李大統領の竹島訪問には、実効支配の誇示とともに、日本の植民地支配からの解放を祝う15日の「光復節」を前に大統領としてのリーダーシップを国民にアピールする狙いがあるとみられる。

竹島を巡っては、日本で7月末に発表された12年版防衛白書が「日本固有の領土」と明記したことに韓国政府が抗議。一方、6月に発行された韓国外交白書にある竹島領有権主張について、日本政府は今月7日になって抗議した。外交白書に対する抗議は09年以来だった。【ソウル西脇真一、横田愛】

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