都の尖閣上陸申請、政府が受理…判断は当面留保
藤村官房長官は22日の記者会見で、東京都が提出した尖閣諸島・魚釣島(沖縄県石垣市)の上陸申請書を受理したことを明らかにした。
国は都に先立って島を国有化する方針を掲げており、藤村氏は「島の平穏かつ安定的な維持・管理という目的を踏まえて検討する」と述べ、慎重に判断する考えを示した。
都が17日に提出した申請書では、上陸時期が不明となっているなど記載内容に不備があった。今回受理された申請書には、今月末の上陸計画などが記されており、藤村氏は「(月末までに上陸許可の可否を判断する)努力をしなければいけない」と語った。都が用意するとしていた、島の地権者の同意書は添付されなかった。
国は原則として政府関係者以外の上陸は認めていない。都の上陸を許可すれば、尖閣諸島の領有権を主張する中国や台湾が反発するのは必至だ。そのため、国は申請書の取り扱いについて、判断を当面留保する見通しだが、国側では不許可とするよう求める意見が多い。
(2012年8月22日20時18分 読売新聞)
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