北朝鮮:大雨の被害深刻 119人死亡、8万人が家失う
毎日新聞 2012年08月04日 10時22分(最終更新 08月04日 10時26分)
【北京・米村耕一】北朝鮮全域で水害が相次いでいる。朝鮮中央通信によると、7月中旬と下旬の大雨で計119人が死亡、8万人以上が家を失った。また農地の土壌流出や冠水による被害も深刻のようだ。状況によっては秋の収穫に打撃を与え、食糧不足の深刻さが増す可能性もある。
人的被害が大きかったのは主に中部・平安南道(ピョンアンナムド)で、山崩れや落雷などによる死者が出た。また、朝鮮中央通信のウェブサイトは南部・南浦(ナンポ)市の農場員が「水田の90%が冠水し、(秋の)収穫量は決定的に落ちるだろう」と話す映像を掲載した。平壌に常駐する国連の援助関係者らが平安南道などの現地に入り、被害実態を調査している。
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