パラリンピック:ロンドンで開幕 9日まで12日間
毎日新聞 2012年08月30日 08時47分(最終更新 08月30日 12時33分)
【ロンドン藤野智成】障害者スポーツの祭典、第14回夏季パラリンピック・ロンドン大会が29日夜(日本時間30日未明)、ロンドン市東部の五輪スタジアムで開会式を行い、開幕した。障害者スポーツ発祥の地に戻った今大会には、史上最多の164カ国・地域から約4300人が出場。20競技503種目で、9月9日までの12日間、熱戦を展開する。
出場を予定していた166カ国・地域のうち、ボツワナとマラウイが直前になり、経済的理由で出場を取りやめたが、それでも過去最多だった08年北京大会の146カ国・地域を上回った。134選手が17競技に出場する日本選手団は、旗手の競泳・木村敬一(21)=日大=を先頭に入場行進した。
パラリンピックは、戦傷者の社会復帰を目的に1948年、ロンドン郊外のストーク・マンデビル病院で、故ルートビヒ・グトマン医師の提唱で、アーチェリー大会が行われたのが起源。式では国際パラリンピック委員会のフィリップ・クレーブン会長が「グトマンによって始まった旅は続き、次の章がつづられていく。メダルを取るだけでなく、世界を変える力をあなたたちは持っている」と選手を激励。エリザベス女王が開会を宣言した。
また同病院を28日夜に出発した聖火は式典の最後に会場に運び込まれ、60年の第1回ローマ大会のアーチェリー競技に出場し、英国に初の金メダルをもたらしたマーガレット・モーハンさんの手で聖火台に点火された。
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