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2012年8月 8日 (水)

首相:「解散、近い将来」党首会談で言及打診 自民は難色

毎日新聞 2012年08月08日 11時55分(最終更新 08月08日 13時36分)

野田佳彦首相=小出洋平撮影

野田佳彦首相=小出洋平撮影

 民主党は8日午前、自民、公明両党と国会内で国対委員長会談を開き、自民党が消費増税法案の参院採決に協力する条件として求めている衆院解散・総選挙の確約について「法案が成立した暁には、近い将来、信を問う」と野田佳彦首相が3党党首会談で言及する案を示した。「必要であれば3党党首会談も考えたい」と同日中の党首会談の開催も申し入れた。自公両党は提案を持ち帰って対応を協議。自民党は提案に難色を示し、再回答するよう求めた。法案の成否を巡り緊迫した状況が続いている。

 会談後、自民党の谷垣禎一総裁は党本部で開いた幹部会議で「この内容ではとても党首会談には応じられない。再回答を待つ」と表明。石原伸晃幹事長は記者団に「近い将来がいつを指すかも分からない。もっと具体的な表現を言ってもらわないと到底納得できない」と述べ、解散時期を明示するよう求めた。

 一方、法案成立の優先を求めている公明党の山口那津男代表は、党本部の会合で「3党は法案成立を一日も早く遂げる責任がある」と語った。

会談で民主党の城島光力国対委員長は、消費増税法案の可決成立への協力を要請。自公両党を除く中小野党が衆参両院に提出している内閣不信任決議案と問責決議案について「3党で粛々と否決してもらいたい」と求めた。

 自民党の岸田文雄国対委員長は「党首会談には積み上げ、下打ち合わせが必要だ」と指摘。「(中小野党が提出した)内閣不信任決議案をどう処理するか早急に判断しなければならない。時間は限られている」と迫った。公明党の漆原良夫国対委員長も「この内容で党首が集まってすぐOKとはいかない。水面下の作業の段取りはどうなっているのか」と同調した。

 首相にとって「近い将来」の表現は若干踏み込んだ形だ。城島氏は記者団に「ギリギリのところだ」と語った。民主党幹部は「いつ解散するということじゃない」と指摘。藤村修官房長官も8日午前の記者会見で「(具体的な時期や幅を)念頭に置いているわけではなく、これから詰めていく話だ」と語った。連立を組む国民新党の下地幹郎幹事長も記者団に「衆院の任期満了まで約1年という状況からすると、満了も近い将来に入る。解散確約ではない」と話した。

ただ、民主党内では「そんなことを言ったら自滅だ」「最悪だ。野田おろしが始まる」などの批判が出始めており、首相はますます厳しい状況に立たされそうだ。

 自民党が党首会談を受け入れ、首相から解散の確約が得られたと判断すれば、消費増税法案は10日にも参院で採決され成立する見通し。決裂すれば、自民党は8日午後に内閣不信任決議案と首相問責決議案を提出する構えだ。【田中成之、佐藤丈一】

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