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2012年8月11日 (土)

五輪ボクシング:村田が決勝進出…48年ぶり 清水は銅

毎日新聞 2012年08月10日 23時50分(最終更新 08月11日 01時06分)

ボクシング男子のミドル級で決勝進出を果たした村田(左)=ロンドンのエクセルで2012年8月10日、ゲッティ

ボクシング男子のミドル級で決勝進出を果たした村田(左)=ロンドンのエクセルで2012年8月10日、ゲッティ

 【ロンドン百留康隆】ロンドン五輪第15日の10日、ボクシングは男子のミドル級準決勝で村田諒太(東洋大職)は、09年世界選手権同級覇者のアボス・アトエフ(ウズベキスタン)に逆転勝ち。村田はガードを固めて接近戦を挑み、ラウンドが進むに従って右のアッパーやフックを好打。加えてボディー攻撃でポイントを稼ぎ、最終三回には相手の反則も引き出した。

 バンタム級準決勝で清水聡(自衛隊)は、11年世界選手権の銀メダリストのルーク・キャンベル(英国)に敗れて3位。サウスポー同士の対戦で、清水はガードの低さを突かれ、相手にポイントを奪われた。

 ◇計算通り逆転…村田

 アマチュアボクシングは、プロと違い、3回の短期決戦。その3回を男子ミドル級の村田はうまく使う。準決勝も計算通りの逆転勝ちで、日本ボクシング界として東京五輪の桜井孝雄以来48年ぶりの金メダルまであと一つに迫った。

 一回、いつも通りにガードを固めて前に出る。だが、相手も引かなかった。狙っていたボディーの距離がつかめない。「ちょっと予想外で面食らった」と1−4とリードを許した。

二回を終えても3点差は縮まらなかった。だが、村田は「相手はバテている」と思い、自分のペースと確信する。三回、開始から相手をロープに追い詰めて左右のパンチを浴びせた。疲労が見えるアトエフはクリンチを繰り返す。スタミナ勝負で勝った村田は手を緩めず、残り30秒で頻繁にクリンチしたアトエフに警告。村田の得点が加算され、ゴングとともに両手を高々と上げた。

 村田は「冷静に戦えた。(リードされた)第1ラウンドも、まあ、いいっかという感じだった」と振り返る。序盤に相手に打たせるとともにボディーを狙って体力を奪い、最終回で逆転する「勝利の方程式」ができあがっている。

 準決勝にともに勝ち上がっていた清水が敗れ、残るは村田1人。「(清水の分というのも)もちろんボクの役目。今まで(日本人が)誰も取っていない銀よりは48年ぶりの金を狙います」。昨年の世界選手権銀メダルで得た自信は揺るぐことがなさそうだ。【百留康隆】

 ◇距離詰まらず判定負け 44年ぶり銅メダル

地元・英国のキャンベルが相手。スタンドが揺れるような大歓声が清水を襲った。「アウェーの雰囲気でしたね。何とも言えない」。男子バンタム級準決勝。5日前、日本勢として44年ぶりの獲得したメダルの色は「銅」に決まった。

 「距離を潰そうと思った」と一回から積極的に前に出た。だが、直線的に出るため、キャンベルのジャブを浴びる。ポイントは2−5。ホーム選手相手には厳しい差になった。

 二回が終わった時には5ポイント差に開き、ほぼ勝負が決まった。だが、三回、清水は前に出て右のジャブにカウンターを繰り出す。有効打もあったが、確実に当ててくるキャンベルを追い詰めることはできなかった。

 2回戦では、アゼルバイジャン選手に敗れたが、相手の買収疑惑が起きて判定が変わった。清水は「その時に応援してくれたのがうれしかった。今日のブーイングは仕方ない」と話す。

 一時はプロからの誘いもあったが、清水は「アマからプロに行って世界チャンピオンになった人でもメダルは取れていない」とアマチュアを貫いた。「減量もちょっと限界。心身ともに疲れた」と銅メダルを土産にグローブを置くことも頭にある。【百留康隆】

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