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2012年8月 9日 (木)

母が指を口にあて筆談「ひとじち」…銀行も機転

8日午前、福岡県太宰府市の医師(45)の次男(4)が車内に監禁され、妻(42)が現金を銀行から引き出すよう要求された事件で、逮捕監禁容疑などで逮捕された住所不定、無職田上雅伸容疑者(36)が容疑を認め、「金持ちの家と知っていて狙った」と供述していることが分かった。

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被害者が筆談で助けを求めた福岡銀行太宰府支店(8日午後、福岡県太宰府市で)

 この犯行前に医師宅に押し入り、妻から現金を奪っており、同県警筑紫野署は住居侵入、強盗致傷容疑などでも田上容疑者を追及する。

 発表などによると、田上容疑者は同日午前9時25分頃、穴を開けた灰色のTシャツを目出し帽のようにかぶって医師宅に押し入った。妻と長男(8)、次男を医師宅にあった包丁で脅し、妻に2人を縛らせて妻から8万円を奪った。医師は家にいなかった。さらに田上容疑者は妻と次男を連れて医師宅の乗用車で福岡銀行太宰府支店に向かった。支店前の路上で妻に包丁を突きつけ、現金を引き出してくるように命じたという。

 支店関係者などによると、妻は顔見知りの行員がいる窓口に近付き、人さし指を口にあて静かにするようジェスチャーで伝えた。さらに、メモを書くようなしぐさをして紙を要求。子どもが人質になっていることを書いて見せた。行員は、妻が左耳にイヤホンのようなものを着けていたため、口頭でのやり取りが犯人に聞かれるかもしれないと思い、その後も筆談で車のナンバーなどのやり取りをした。妻は終始、青ざめてこわばった表情。慌てたのか、「ひとじち」とひらがなで書かれていたという。

 同支店の男性課長(52)は「女性のメモを見た時は驚いた。警察から『金を渡すと、子どもの命が危ない。時間を稼いで』と言われ、なんとか時間を稼ごうと必死だった。犯人逮捕と子どもの無事を聞いたときは、ホッとした」と話していた。

(2012年8月9日10時20分  読売新聞)

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