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2012年9月15日 (土)

トラブル8件、いじめ見抜けず…中2意識不明

埼玉県川越市で今年1月、市立中2年だった男子生徒(15)が同級生の少年3人に暴行を受けて意識不明となった事件で、学校は、事件前にも被害者の生徒と加害者側の少年などとの間で計8件のトラブルが起きていたことを把握していたことが分かった。

 学校側は、いずれも「けんか」などと受け止め、日常的ないじめとして認識していなかった。

 市教委によると、昨年4月14日の授業中、加害少年3人のうち1人が被害生徒に悪口を言い、けんかになった。その際、教諭は被害生徒に「何かあれば相談を。手を出してはいけない」と言い、加害少年には「人を不快にさせることを言ってはならない」などと注意した。被害生徒は母親に腹痛を訴えるなどして、翌15日から5月2日まで学校を休んだ。

 被害生徒は連休明けの5月6日に再び登校したが、今度は加害少年3人とは別の同級生から、「臭い、汚い」などと言われた。この時もけんかになり、顔を殴られた被害生徒の右目付近から出血。学校は、殴った同級生とその母親に、暴力を振るったり言葉でからかったりしないよう伝えた。

 このほか、被害生徒は部活動で馬跳びをしていた際に加害少年の1人にいたずらをされたり、休み時間にかばんの中にわいせつな本を入れられるという嫌がらせを受けたりした。

 トラブルは昨年4月から事件直前の同12月にかけて起きていた。いずれも学校で毎週開かれる「生徒指導部会」で報告され、校長や教頭らも把握していた。市教委には報告はなく、事件後の調査で初めて把握したという。

(2012年9月15日17時45分  読売新聞)

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