北朝鮮外務省、本協議での「拉致」議題化を否定
【ソウル=門間順平】朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省報道官は5日、北京で8月下旬に行われた日本との外務省課長級の政府間予備協議で、局長級による本協議の議題に拉致問題が含まれることを北朝鮮側が容認したとの日本側認識について、「事実と異なる」と否定した。
一方で報道官は、北朝鮮に残る日本人の遺骨問題については「人道主義的立場で今後も接する」と強調。「日本が不純な政治目的だけを追求するのなら、対話が続くうえで否定的な影響を及ぼすことになる」とけん制したが、北朝鮮がこれまで主張してきた「(拉致問題は)解決済み」との発言はなく、協議を続ける意思をうかがわせた。
北朝鮮メディアが今回の予備協議を報じるのは初めて。
(2012年9月5日23時09分 読売新聞)
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