世界の雑記帳:ロンドン名物の黒塗りタクシー、メーカー経営難で窮地に
2012年10月23日 16時17分
[22日 ロイター] ロンドン名物の黒塗りタクシーを製造する英自動車メーカーのマンガニーズ・ブロンズ[MNGS.L]は、経営難を乗り越えるための資金調達が不調に終わり、管財人を指定する手続きに入ったと発表した。
「ブラックキャブ」の愛称で知られる同社のタクシーは1948年から製造されており、60年以上の歴史を持ったロンドンの象徴的存在でもある。
2007年から赤字経営が続くマンガニーズ・ブロンズは今月に入り、新型車両で安全上の欠陥が見つかったとし、400台をリコール(回収・無償修理)すると発表。経営支援策を求めて中国の吉利汽車[0175.HK]など主要株主と協議を行っていたが、ジョン・ラッセル最高経営責任者(CEO)が22日、交渉は不調に終わったことを明らかにした。
管財人は大手会計事務所プライスウォーターハウス・クーパーズ(PwC)が務めるという。
ロンドンのタクシーをめぐっては、日産自動車[7201.T]が「NV200」をベースにしたワンボックス車で参入することが決まっている。
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