無人機:イスラエル上空に飛来
毎日新聞 2012年10月15日 12時10分
【テヘラン鵜塚健】イスラエル上空に6日、無人機が飛来する事件があり、敵対するイランのバヒディ国防軍需相は14日、「我々の軍事面での偉大な能力を示すものだ」などと国営放送に語り、関与を認めた。イランの核開発問題を巡り対決姿勢を取るイスラエルが反発を強め、両国関係が一層緊張しそうだ。
無人機はレーダーを逃れてイスラエル領空に約50キロ侵入し、イスラエル空軍が撃墜した。レバノンのシーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師は11日、無人機を飛ばしたことを認め「イランから部品を調達し、レバノンで組み立てた」と語っていた。
イランとヒズボラは、対イスラエル戦略で協力関係にある。バヒディ氏は「イスラエルもこれまでレバノン領空を侵犯しており、ヒズボラが無人機を侵入させる権利も当然ある」などと語り、無人機侵入を正当化した。
イランは昨年12月、領内に侵入した米軍無人機を押収し、蓄積データを取得したと主張。今年9月、イランからイスラエルまで飛行可能で爆弾も搭載できる国産無人機を開発したと発表した。
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