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2012年10月14日 (日)

北朝鮮:経済改革「失敗許す」金正恩氏が柔軟な変更指示

毎日新聞 2012年10月14日 10時47分(最終更新 10月14日 11時05分)

金正恩第1書記=朝鮮中央通信

金正恩第1書記=朝鮮中央通信

 【北京・米村耕一】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が、今年に入って進める経済改革について「失敗してもかまわない。人民から不満が出れば(政策を)変更したら良い」と語ったと、朝鮮労働党が住民に説明していることが分かった。複数の北朝鮮の経済関係者が明らかにした。社会主義計画経済を維持しながらも、現状に合わせて柔軟に対応する指導部の姿勢を示していると見られる。

 経済改革の核心は農業分野にあるとされる。平壌市以外では配給制度が崩壊しており、国民の「食」の問題解決が最優先課題だからだ。親族訪問で中国を訪れている北朝鮮住民たちの間では、金第1書記が党幹部を前に「3年以内に食の問題を解決する」と宣言したとの情報が広がっている。

 北朝鮮では今年に入り段階的に経済改革を実施。従来20人程度だった協同農場を家族単位に縮小し、一定以上の収穫は自分たちの取り分とすることで労働意欲を高める制度を導入した。また、労働者の賃金や国営商店などの商品の国定価格を、市場での相場に近づけるなどしている。

 改革の取り組みは、北朝鮮北部の慈江道(チャガンド)や咸鏡北道(ハムギョンプクド)などですでに実施され、徐々に実施地域を広げている段階だという。ただ、収穫の中から何割を国家に供出するかなど議論が続いている模様だ。

 中国在住の北朝鮮経済関係者によると「試験的なもので、狭い地域で実施して段階的に広げる形を取っている」という。段階的に行うことで、改革の方向性や速度を調整し、住民の不満などの問題に対応する狙いがあると見られる。

 北朝鮮は09年に実施したデノミネーション(通貨呼称単位の変更)で、突然旧貨幣が紙くずになるなど経済が混乱し、国民の不満が噴き上がった。そのため、今回の改革は慎重に進めているとみられる。

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