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2012年10月12日 (金)

ソフトバンク:世界展開に足場 米携帯大手の買収検討

毎日新聞 2012年10月11日 21時54分(最終更新 10月12日 00時24分)

 国内携帯電話大手ソフトバンクが、米携帯電話3位の「スプリント・ネクステル」の買収を検討しているのは、国内市場の競争激化で収益基盤の先細りが懸念される中、成長が続く海外市場での足場を築く狙いがあると見られる。高速通信網への対応など巨額投資に対応するため、世界では合併・統合の動きが加速しており、スプリント買収により世界有数の通信グループを形成することで海外展開に向けた態勢が整うことになる。【赤間清広】

 ソフトバンクは米アップル製のスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」を核に国内契約数を堅調に伸ばし、12年3月期決算は売上高、最終(当期)利益ともに過去最高を更新した。ただ、足元では同じくアイフォーンを扱うKDDI(au)などに対応し、低料金プランを打ち出すなど、販売促進のため多額の費用投入を強いられていると言われる。スマホの普及でデータ通信量が急増しているうえ、高速無線通信「LTE」の開始に伴い基地局などの増強も課題になっている。

 ソフトバンクは今月1日、国内携帯4位のイー・アクセス(イー・モバイル)買収を発表したが、国内市場での消耗戦は当面続くと見られ、新たな収益源の確保が課題になっている。

 米国は世界最大の携帯電話市場の一つで、今後も拡大が期待できる。スプリントはアイフォーンの販売を手がけ、LTEの対応を進めるなどソフトバンクと共通点が多い。

 しかし、買収は大きな賭けだ。契約数5600万件と、ソフトバンク(3046万件)を上回るスプリントの買収費用は1兆円超、場合によっては2兆円に及ぶとみられ、ソフトバンクにとって06年に英ボーダフォン日本法人を1.6兆円で買収し携帯電話事業に参入した際を超える巨額投資となる可能性もある。

 米国市場では、契約数約1億件の携帯電話最大手「AT&T」などとの顧客争奪戦が激化。通信網増強に向けた設備投資負担も重荷になりスプリントは最終赤字が続いている。

 海外では巨額のインフラ整備に対応するため、欧州通信大手ドイツテレコム傘下で米携帯電話4位の「Tモバイル」と中堅の「メトロPCS」が合併を発表するなど巨大携帯電話会社誕生の動きが相次ぎ表面化している。今回の買収で、ソフトバンクの契約数は9000万件近くに達し、AT&Tに迫るが、海外市場で主導権を握れなければ、重い投資負担が経営の足かせとなる危険もある。

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