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2012年10月 6日 (土)

平等院:鳳凰堂の扉絵、初の一般公開

毎日新聞 2012年10月05日 21時33分(最終更新 10月06日 00時54分)

平等院鳳凰堂の創建以来、初めて取り外され一般公開される国宝「日想観図」が描かれた扉(右)と復元画=京都府宇治市の平等院ミュージアム鳳翔館で2012年10月4日、竹内紀臣撮影

平等院鳳凰堂の創建以来、初めて取り外され一般公開される国宝「日想観図」が描かれた扉(右)と復元画=京都府宇治市の平等院ミュージアム鳳翔館で2012年10月4日、竹内紀臣撮影

「布引の滝」の雄滝=神戸市中央区で2012年10月5日、本社ヘリから竹内紀臣撮影

「布引の滝」の雄滝=神戸市中央区で2012年10月5日、本社ヘリから竹内紀臣撮影

 平等院(京都府宇治市)は5日、平安時代中期の創建(1053年)当初に描かれた鳳凰(ほうおう)堂の扉絵「日想観図」(国宝)のモチーフが、藤原摂関家と関係が深い名勝「布引の滝」(神戸市)の可能性が高いと発表した。剥落が激しいが、近赤外線撮影などで4本の滝が描かれていたことが判明。復元画とともに、6日から境内のミュージアム鳳翔館で創建以来初めて一般公開される。 

 日想観図は鳳凰堂の四方に14面ある壁扉(へきひ)画(国宝)のうち、本尊阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)の後方(西扉)にあたる左右の2面(1面は縦約2.6メートル、横約1.2メートル)。他の扉絵は1970年代から別の場所で保管しているが、西扉は通用門として使用されてきた。

 図柄は、山の仏堂で女性が赤紫の海に沈む金色の太陽を拝みながら、極楽浄土を思い浮かべる修行「日想観」を表現。蛍光撮影などで従来の滝2本に加えてさらに2本があることが分かった。

 平等院は(1)4本ある滝や山と海、島と夕日の位置関係(2)平等院を創建した藤原頼通の子・師実(もろざね)が布引の滝を見物したとの記録が「栄花物語」にあり、古歌にしばしば登場(3)漁師が内海に仕掛けていた網代(あじろ)の絵−−などから布引の滝と推測した。

 奈良女子大の加須屋誠教授(日本美術史)は「海の夕日の日想観図は珍しい。しかし、昔、四天王寺(大阪市)が海に面していた頃、西門から太陽を拝んで修行していたことはよく知られており、大阪湾を描いても不思議ではない」としている。特別展は12月14日まで。堂内部は14年3月まで拝観停止中。【村瀬達男】

http://mainichi.jp/feature/news/20121006k0000m040093000c.html

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