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2012年10月10日 (水)

シリア:「反体制派患者を拘束」病院で身元調査

毎日新聞 2012年10月10日 02時30分(最終更新 10月10日 02時35分)

ダマスカスの位置

ダマスカスの位置

 【ダマスカス前田英司】内戦状態に陥ったシリアのアサド政権が国内の病院で外傷患者の身元や負傷の経緯を調査し、反体制派の活動と無関係であることが判明するまで院外に出さないよう病院側に指示していることが9日、医療関係者への取材で分かった。反体制派に対する取り締まりの一環とみられ、政権側が「関係」を疑えば逮捕・拘束される恐れがある。このため病院での治療をちゅうちょする市民も多く、シリア情勢の混迷は市民生活に暗い影を落としている。

 医療関係者によると、この指示は政権側の情報機関から口頭で通達された。病院に対し、負傷者の身元にかかわらず治療することは認めているが、情報機関員が院内で独自に患者やその家族に身元を確認。負傷の経緯なども聴取し、反体制派との関係を追及している。患者らの説明をもとに裏付け調査し、反体制運動に参加や関与がないと判明するまで、病院側に患者を退出させないよう厳命しているという。

 シリアでは北部の主要都市アレッポやダマスカス郊外などで政府軍と反体制派の戦闘が続いているが、巻き込まれた市民が病院を訪ねると、反体制活動と関係がなくても現場近くにいたことで「誤認逮捕」される可能性があり、「人々は病院に行くことを警戒している」(医療関係者)という。

 一方、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、過去には反体制デモの負傷者を治療した医師らが逮捕された事例もあり、アムネスティは「(アサド政権は)病院を反体制派の鎮圧の手段に使っている」との報告書をまとめている。

 病院医師らの話では、情勢の悪化で医薬品の一部が調達困難になり、最近は特に抗がん剤やレントゲンのフィルムなどが不足している。ただ、親アサド政権のロシアやイラン、ベネズエラからの支援が続いており、これが滞らない限り「当面の病院運営に大きな問題はない」という。

http://mainichi.jp/select/news/20121010k0000m030140000c.html

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