井戸崩落:68歳男性生き埋めに 慎重に救出作業 三重
毎日新聞 2012年10月28日 01時45分
27日午後1時5分ごろ、三重県いなべ市北勢町東貝野、スクールバス運転手、片山秋男さん(68)方で、庭にある井戸の内壁が突然崩れ、掃除のため中に入った片山さんが生き埋めになった。
県警いなべ署と消防が重機を使って救助作業を行い、午後5時半ごろに無事を知らせる片山さんの声が聞こえ、同7時45分ごろには約8メートル下の最深部付近で片山さんを発見。命に別条はない模様だが下半身が土砂に埋まっており、作業を継続。約12時間後の28日午前1時現在、土砂は膝下ほどになったが崩落の恐れもあるため、慎重に作業を進めている。
井戸は深さ約8メートル。入り口付近は縦50センチ、横60センチで、土砂で井戸底から約6メートルの高さまで埋まったという。
片山さんは、庭木などに散水するため、しばらく使っていなかった井戸にたまったヘドロを取り除こうと、はしごを降ろして井戸内に入ってすぐに、内壁が崩れたという。地上で作業を見守っていた妻絹代さん(60)が119番した。【佐野裕】
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