特集ワイド:今さらですが PCのウイルス防衛策 対策ソフトやアプリ・OS、常に最新の状態に
毎日新聞 2012年10月23日 東京夕刊
◇「ワナの多い環境」自覚し 怪しいものは回避が基本
知らないうちに自分のパソコン(PC)がインターネットを通じて操られ、ある日突然、身に覚えのない犯罪の容疑者として逮捕されてしまう−−。警察による誤認逮捕につながった遠隔操作ウイルス事件は、IT社会に潜む落とし穴の大きさを改めて見せつけた。今さらですが、PCのウイルス対策、どうしたらいい?【井田純】
Q 今回の遠隔操作ウイルスの特徴は?
ウイルス対策ソフトを開発する「トレンドマイクロ」シニアスペシャリストの高橋昌也さん 通称「バックドア(裏口)型」と呼ばれているタイプのものです。感染したPC内部にあるデータやID、パスワードなどの個人情報を外部に送る働きをします。結果として、外部の別のPCからインターネット経由でキーボードやマウスを操作できるようになってしまう。別の人間が本人になりすまし、不正なネットバンキングなどができてしまうわけです。7〜8年前から顕著に見られるようになってきました。
官庁や企業の情報セキュリティーを請け負う「ラック」専務理事の西本逸郎さん バックドア型のウイルスは通常、標的のPCから機密情報を入手したり、個人情報を使って金銭を得たりするのを目的としています。今回の事件は、「裏口」から侵入するまでは同じだが、犯行声明にあるように警察に誤認逮捕させるのを狙いとしている点が特徴的です。
Q どんな経路で感染するのでしょうか?
http://mainichi.jp/feature/news/20121023dde012040076000c2.html
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