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2012年11月 1日 (木)

質問なるほドリ:日本脳炎ってどんな病気?=回答・斎藤広子

毎日新聞 2012年11月01日 東京朝刊

 <NEWS NAVIGATOR>

 ◇致死率18%、後遺症も 新ワクチン、なお副作用疑い

 なるほドリ 厚生労働省(こうせいろうどうしょう)が31日の専門家の会議で、「日本脳炎(にほんのうえん)ワクチンの接種で237件の重い副作用(ふくさよう)の報告があった」と明らかにしたけど、日本脳炎ってどんな病気なの?

 記者 日本脳炎ウイルスに感染した豚の血液を吸った蚊が媒介して人へ感染します。名前は日本脳炎ですが、日本からインドくらいまでのアジア南部の国々で流行している病気です。

 Q 国内の患者数は?

 A 地域によって大きく異なります。昨年までの過去10年間に57人の患者が報告されましたが、大部分は、九州・沖縄地方と中国・四国地方でした。

 Q どんな症状が出るの?

 A 感染しても多くの人は症状が出ませんが、100〜1000人に1人が脳炎になります。脳炎には有効な治療法がなく、致死率(ちしりつ)は18%にもなります。また、回復しても半数に後遺症(こういしょう)が残ります。

 Q 恐ろしい病気だね。ワクチンで予防できるの?

 A 最初のワクチンは、1954年に世界で初めて日本で開発されました。当時、国内では年に5000人近い患者が出ていましたが、ワクチン接種が積極的に行われるようになった67年以降、急減しました。一方でワクチン接種後に発熱やけいれんを伴う脳症「ADEM」を発症する例が年に1件ほどあり、このワクチンは05年に接種が控えられるようになりました。

 Q 副作用のない新しいワクチンの開発は難しいのかな?

 A メーカーは、サルの細胞から培養したウイルスを使った新たなワクチンを開発しました。これを受けて10年に国が、自治体から市民へ接種の通知を再開するよう指示しました。

 Q その新しいワクチンでも、ADEMがあったの?

 A 237件の中にはADEMの疑い11件が含まれていました。今後専門家らは、これらが実際にADEMだったかや、ワクチンとの関係を調査するということです。

 Q 結果が出るまでワクチン接種は控えた方がいいの?

 A 厚労省は、豚の血液検査の結果から、ウイルスを持った蚊は毎年発生しているため国内でも感染の可能性があり、ワクチン接種が発病を抑えているとみています。会議は「すぐに接種を中止する必要はない」としましたが、岡部信彦委員は「流行するのは夏なので、心配なら専門家の調査結論を待ってもよいのでは」と話しています。(科学環境部)

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続く

http://mainichi.jp/opinion/news/20121101ddm002070085000c2.html

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