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2013年4月13日 (土)

サバイバル研修の男・・・55

ある日、常務から特別管理職5人が呼び出された。

話しの内容は、君たちは○月○日~○月○日まで特別研修をおこなうので、仕事の引き継ぎを部下とやるようにと言っていなくなった。

ぽか~んとして何が何だかキツネに騙されたような気持。早速部長のところへ行き研修内容を聞いたが、後で分かるというものでした。

事前研修ではコンパスの使い方があった。コンパスと言っても製図を書くものでなく磁器コンパス、方向を決めるヤツ。これで漸く上層部の考えていることが見えてきた。当日はカメラや携帯電話、食料の携帯を禁止された。持っていけるものは持病の薬と水筒、筆記用具ぐらい。

側で体格のいい見たことのない男が座っていたが、初めて紹介された。来週から当社に入社する自衛隊の方でした。この人が隊長、部下は会社の方針から置き去られた30代のへなちょこ社員4人。会社内では我々の方が階級は上であるはず。

研修期間中は隊長に全権を委ねるので、隊長の命令は絶対であることの説明があった。

研修目的は

心身を鍛え、厳しい競争社会勝ち抜くこと。初心に戻り生物の生きる原理を追及することにある。たしかこのような内容?

どう考えても、草や葉っぱ、虫を食って、厳しい競争社会に勝つとは思えない。体力がつきて死んでしまうのがせきのやま。

一日目

その日はどんより曇が垂れ込み、今にも雨が降りそうな空模様。ヘリは山頂の平らな部分に着陸した。5人の男共は初めて見る景色に戸惑いながら、その頂に立っていた。そこには事前に運び込まれたテントやリユックサック、名札、医薬品、塩、寝袋、ライター等が置いてあった。他は何もない。食料がないのだ!隊長に聞いたら、研修中は自給自足とのこと。まだ、ピンとこない。

荷物は一人あたり20kgになる。

隊長は直ぐ行く方向を磁石で確認していた。今日から3泊4日のサバイバル研修なのだ。

ここで、隊長から今日1日のスケジュールが発表された。そのスケジュールは簡単だった。目標地点まで20km道なき道を野山を越え、川を渡り、途中で夕食や朝食のエサを調達しながらの行軍。まるっきり敗残兵。

心配なのは、私は何でも食えるがぼっちゃん育ちが何人かいることだ。それに、このような思い荷物は背負ったことはないはず。

最初の心配が現実になったのは、歩いて10分。荷の重さに耐えられないという。隊長は帰りたければ帰れという。この隊長には温情が足りないと思ったが、そんなことを考える余裕は次第に薄くなってきた。なにしろ、全身が汗びっしょ、それに蚊の大群に襲われた。隊長はスプレーや塗り薬の殺虫剤を配ったが、焼け石に水。鼻の中まで入ってくる。

ようやく、平地で休憩となった。30分の休憩が済んだところで、山菜や食べれる昆虫やヘビを捕まえることに。昆虫はバッタ類やカエル、セミ。ヘビを見つけたら隊長に知らせること。毒ヘビもいることから、捕獲は隊長がやることになったが、ヘビの捕獲に関しては隊長より男が上手、隊長の仲間入りをした。

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