ジャガイモの食中毒にご注意
北海道千歳市の桜木小学校のⅠ,2年生約25人が12月19日、腹痛などの症状を訴えて市内の病院に搬送された問題で、市教委は25日、千歳保健所の調べで原因はジャガイモに含まれる有毒成分「ソラニン」による食中毒だったと発表した。
同校では19日の授業中、Ⅰ,2年生と保護者が学校敷地内で収穫してゆでたジャガイモを食べた。
同保健所によると、ジャガイモの残りから100㌘当たり20~47ミリグラムのソラニンが検出された。大人の場合50ミリグラム以上摂取すると腹痛などが起きる可能性があると言う。
市教委のその後の調べで同様の症状を訴えたのは搬送された25人を含む、児童、保護者合わせて90人。いずれもおおむね回復していると言う。(2014年12月25日北海道新聞朝刊引用)
2013年4月1日の記事を修正し再投稿します。
市場に出回っているジャガイモには発芽しているものも見受けられる。芽の部分や、皮の青い部分には毒性の強いソラニンとう物質が含まれている。
写真は自家栽培のジャガイモ(メークイン)。選別したが、青色に変色したジャガイモが混入することがある。
ソラニンの毒性は神経同士の情報を伝達する物質の働きを邪魔する。また食中毒の原因にもなる。
以前、小学校の栽培ジャガイモで集団食中毒が発生したことがあった(今回とは別の小学校)。
ジャガイモを食べた児童75人、教員2人。この食中毒の原因はソラニンと判明した。
危険なのは、芽と皮の青い部分。その分部を深く切り取ってしまえば無害であるが、春に向かうこの時期は発芽しているものもあることから注意されたい。
皮の青い部分は太陽が当たった証拠。保管に気をつければ問題なし。
参考
ジャガイモの原産は南米アンデス山脈の高地といわれる。16世紀には、スペイン人によりヨーロッパにもたらされた。このとき運搬中の船内で芽が出たものを食べて、毒にあたった為「悪魔の植物」と呼ばれた。日本には、1600年ごろにオランダ船によりジャカルタ港より運ばれた。日本では当時は観賞用として栽培されたという。(2014年5月14日記事)
ラン&ウォーキング日記
①12月の目標 775.000歩「1日25.000歩(20.0km)」
②12月27日走法 ラン&ウォーク 35.356歩(28.3km)
③12月トータル 920.438歩(736.4km)
④達成率 136.4%
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