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2023年1月15日 (日)

昭夫くんとおばちゃん


友人に麻雀仲間が数人いる。その一人は、私と同期。彼とは昇進やベースアップは毎年同じ、一円の差もなかった。その彼に突然不幸が、若くして奥さんと永遠の別れが訪れたのです。彼はまだ30代でした。男の子供が一人残された。今回の話題はこの男の子供。子供は小学3年生になっていた。参観日のある日を前にして、子供はおばちゃんに参観日に来るように頼んだ。おばちゃんはすでに60代、おばちゃんじや昭夫は可愛いそうだからお父さんに話しなさい。昭夫君はお父さんの仕事が忙しいのは知っていた。ボクはおばちゃんに来てもらいたいんだ。当日、おばちゃんが参観日に出た。昭夫君はおばちゃんと目があって、にこりと微笑みをうかべた。

参観日が終わったら、昭夫のところしわくちゃババァが来た。と、言ったり、腰の曲がったババァだとか、ワァーワァいいだした。昭夫君は堪えきれず泣き出した。そして彼は、おばちゃんの悪口を言うな、ボクにはお母さんはいないけれど、おばちゃんは大好きなんだ。ボクにはお父さんはいつもいないし、おばちゃんと二人きり。おばちゃんはお母さんの親だから、お母さんがガンになり苦しみながら死んでいったがおばちゃんはボクを大事に育ててくれてるから大好きなんだ。そしてまたワァーと泣き出した。その姿を見て、昭夫君ごめんと、どこからか声が出た。それにつられるようにあっちこっちから声がでた。女の子はくすくす泣いていたそうです。この話しを聞いて涙がでてきました。昔の古い話しでした(笑)

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