ネットバンク:不正画面5件確認 新手のフィッシングか
毎日新聞 2012年10月27日 23時42分(最終更新 10月28日 00時02分)
ゆうちょ銀行など3行のインターネットバンキングのホームページ(HP)上で顧客の暗証番号などを不正に入力させる画面が表示されるケースがあった問題で、こうした事例は数日前に初めて確認され、少なくとも5件に上ることが、警察庁への取材で分かった。これまで銀行側のサーバーには異常が見つかっていないことから、利用者のパソコンがウイルスに感染している可能性があるという。
ネットバンキングを巡っては、第三者が利用者に成りすまして不正送金する被害が6月以降に30件以上あり、約3000万円の被害が出ている。ほとんどのケースで、金融機関を装ったメールを送りつけて偽サイトに誘導し、IDなどを不正に入力させる「フィッシング」の手口が使われていた。
しかし、今回のように金融機関の正規のHPにログインした後に不正な入力をさせIDなどを盗み取ろうとする手口はこれまでなかった。警察庁はウイルスを使ったフィッシングの新たな手口とみて警戒している。【村上尊一】
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