鉄工場へ研修に出された男・・・56
男は現場担当であった。作業は工事関係の職場である。作業は2トンクラスのトランス据え付け工事が主な仕事である。今まで工場内で気楽な作業をしていたが、これからはそんな訳にはいかない。
現場に出ると、いろいろな資格が必要になる。玉掛け、移動式クレーン、フォークリフト、アーク溶接、ガス溶接、他にもあるが、とりわけこの5点を取得することにした。ちなみに、電験3種と有機溶剤主任の資格は取得していた。
男は、部長から呼び出された。内容はA鉄工場へ6か月間の研修であった。この会社は北海道電力へ納入する、操作盤関係を受注し制作していた。場所は旭川である。
男は左遷されたような気分になり元気がなかった。帰り際部長から電話が入り、帰りに付き合えと言う。
会社から離れた居酒屋であった。居酒屋なら会社の前にもあるのだ!部長は今回男が選ばれた理由を話し出した。ようするに、誰も行きたいと言う人がいなかったので男を推薦したと言うことである。有難迷惑である。部長は今回の研修は会社として重くみている。当社はこれから伸びる部門は工事関係である。などと、煽てたが男は元気が出る訳がない。
男は、旭川にいた。鉄工場の朝は早い、8時には始業時間である。男は愚痴一つ言わず。技術取得に励んだ。と、言っても講習で貰える資格が殆どなのだ。
6か月が過ぎた。男は工事現場にいた。肩書は現場代理人である。何か偉くなったような錯覚にとらわれていた。現場では下請け業者を使っていた。
1年が過ぎた頃男は逞しく日焼けし、体も一回り大きくなっていた。この年になって身長は伸びるわけがなく、横に大きくなっただけである。
ウォーキング日記
4月の目標 850.000歩「1日28.833歩(24.1km)」
4月14日 走法 ラン&ウォーク 39.500歩(31.6km)
4月トータル4443.641(354.9km)
達成率 111.8%
今回は新川河口へ32キロのラン&ウォークでした。内容は近いうちにブログアップする予定。
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