科学

2013年7月30日 (火)

甘いだけじゃない…高血圧や動脈硬化抑える果物

和歌山県立医科大(和歌山市)や国立和歌山高専(御坊市)などでつくる共同研究グループは29日、桃から抽出したエキスに高血圧や動脈硬化の抑制効果があることを確認したと発表した。

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桃の効能について発表する宇都宮准教授(右)ら(県庁で)

 研究者らは「県特産の桃が、心疾患などの予防にも役立つ果実であることを広く知ってほしい」と話している。

 県立医科大の宇都宮洋才准教授(細胞生物学)らが5年前から、桃の健康効能について研究を開始した。

 ストレスや食生活の乱れで体内に過剰に分泌され、動脈硬化や高血圧の原因となるホルモンの一種「アンジオテンシン2」に着目。培養した動脈細胞にアンジオテンシン2を加え、桃の抽出物を入れた場合と入れなかった場合を比較した。その結果、抽出物が入っている場合、ホルモンの活動が大幅に抑制されたという。

 研究グループは今月、イギリスの食品化学専門誌に研究結果をまとめた論文を掲載した。桃に多く含まれているポリフェノールの一種がホルモンの活動に影響を与えたとみており、今後、産地の住民らを対象に、心疾患や生活習慣病の発生率を調べ、食生活との関連性などを探っていく。

 生活習慣病予防の指導に取り組む日本食生活指導センター(大阪市)の野々村瑞穂会長は「桃には高血圧の予防効果があるといわれていたが、その理由がはっきりしたと思う。産地のブランド力を生かしながら、健康にも役立つ魅力を広めてほしい」と話していた。

(2013年7月30日15時26分  読売新聞)

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2012年11月 2日 (金)

アンドロイド:自律型「ミナミ」お披露目…大阪

毎日新聞 2012年11月02日 10時46分(最終更新 11月02日 12時16分)

子ども(右端)が触ったタッチパネルの質問に答える自律型アンドロイド「ミナミ」(左端、中央は開発者の石黒浩・大阪大大学院教授そっくりのジェミノイド)=大阪市中央区の高島屋大阪店で2012年11月2日午前10時19分、小関勉撮影

子ども(右端)が触ったタッチパネルの質問に答える自律型アンドロイド「ミナミ」(左端、中央は開発者の石黒浩・大阪大大学院教授そっくりのジェミノイド)=大阪市中央区の高島屋大阪店で2012年11月2日午前10時19分、小関勉撮影

 問いかけに対する反応を自ら決める自律型アンドロイド(人型ロボット)の「ミナミ」が2日、大阪市中央区の高島屋大阪店で披露された。ロボット学者の石黒浩・大阪大大学院教授らが開発した。この日は海外出張中の石黒教授に代わり、本人そっくりのアンドロイド「ジェミノイド」が「ミナミ」について説明した。

 既存のアンドロイドは遠隔操作で対応していた。これに対し「ミナミ」は、約40通りの質問などが設定されたタッチパネルで呼びかけられると、相手や周囲の様子を近くに設置されたカメラやセンサーで読み取り、表情や動作を決めて答える。

 「ミナミ」は、26歳のアイドルと設定され、流行のファッションをまとってメークも施している。周囲に人が多ければうれしそうに、少なければ寂しそうにする。一つの質問に対する答えは4、5通りだが、表情などとの組み合わせで反応パターンは無数という。

 記者会見では、「ジェミノイド」が「アンドロイドが徐々に人らしくなっていく過程を見ていただければ」と語り、「ミナミ」も「たくさんの人が来てくれればうれしい」とPRした。

 ミナミの展示は同店で13日まで。10日午後2時と4時半に石黒教授らのトークショーがある。【須田桃子】

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2012年11月 1日 (木)

iPS臨床研究、神戸の病院に申請…理研チーム

理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の高橋政代・プロジェクトリーダーらの研究チームが、iPS細胞(新型万能細胞)を用いた網膜再生治療の臨床研究の実施を、先端医療センター病院(同市)に申請したことが1日わかった。

 近く同病院の倫理委員会で審議される。同病院が読売新聞の取材に対し、10月31日に申請があったことを明らかにした。同チームはすでに理研の倫理委に対しても同様の申請を終えている。

 理研と同病院の倫理委は今後、それぞれに移植の安全性や有効性を検討。承認されれば、理研が厚生労働省に審査を申請、来年度にも移植が実施される。手続きが順調に進めば、iPS細胞を実際に使う世界初の治療となる可能性が高い。

(2012年11月1日16時55分  読売新聞)

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2012年10月15日 (月)

黒いアマガエル見つけた!…突然変異、目も黒く

突然変異で体が黒いニホンアマガエルが富山県魚津市三ヶの魚津水族館に持ち込まれ、13日、展示が始まった。

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 カエルの持つ黒、黄、虹色の色素のうち、虹色色素が欠け、黄色色素が少ないとみられる。通常は金色に近い目の光彩も黒く、瞳孔と区別がつかないため、目はまん丸で、内臓が透けて見える。体長は約2センチ。

 今月1日、同県上市町の片山英太朗君(14)と竜之輔君(11)の兄弟が見つけた。県内で見つかった黄緑色のトノサマガエルと黄色のニホンアマガエルと並べて展示されていて、「こんなにたくさんの変わったカエルがそろうのは珍しい」(不破光大飼育員)という。

 富山市立大久保小3年の男児(9)は「いつもカエルを探して遊んでいるけど、真っ黒だったら見つけにくいだろうな」と驚いた様子だった。

(2012年10月14日23時27分  読売新聞)

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2012年9月27日 (木)

新元素:日本発見の「113番」確定…年内にも命名権

毎日新聞 2012年09月27日 00時03分(最終更新 09月27日 03時21分)

 理化学研究所(埼玉県和光市)は、森田浩介・准主任研究員らのチームが2004年に見つけた新元素(原子番号113)について、その発見を確定的に裏付ける成果が得られたとする論文を、27日発行の日本物理学会の英文誌に発表した。国際純正・応用化学連合(IUPAC)などで作る作業部会が「発見」と認めれば命名権が与えられ、初の「日本生まれの元素」として、世界で使われている元素周期表に掲載される。

 チームは、亜鉛原子を光速の1割程度に加速してビスマス原子に衝突させる実験を03年から繰り返し、極めてまれに起きる核融合反応で113番元素ができることを見つけた。04年と05年に1個ずつ成功したがその後難航。今年8月、3個目に成功した。人工的に作る不安定な元素のため、平均2ミリ秒(500分の1秒)で崩壊、別の元素に変わる。3個目の今回は04、05年と異なる元素に変わった。理論上予測される113番元素の崩壊パターンのすべてを確認した。

続く

http://mainichi.jp/select/news/20120927k0000m040117000c2.html

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2012年9月26日 (水)

火星探査車、ロボットアームで岩石に初タッチ

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120925-OYT1T01249.htm?from=main6

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2012年9月24日 (月)

70年ぶり生息確認クニマス、絶滅→野生絶滅へ

環境省は、2年前に山梨県の西湖で約70年ぶりの生息が確認された日本固有のサケ科淡水魚クニマスについて、絶滅の危険性を示すレッドリスト上の分類を変更する方針を固めた。

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京都大の研究室に保管されている西湖のクニマス(京都大魚類学研究室提供)

 従来は完全に姿を消したニホンオオカミなどと同じ「絶滅」だったが、10月にも公表する改訂版では、野生復帰に向けて放鳥の試みが続くトキと同じ「野生絶滅」に指定し直す。

 レッドリストは絶滅の危険性に応じ、6段階に大別される。クニマスは1940年代以降、唯一の生息地とされた秋田県の田沢湖から姿を消し、一番上の「絶滅」に分類されていた。しかし、2010年、クニマスの卵が放流された記録のある西湖で生息しているのが見つかり、上から2番目の「野生絶滅」に変更することになった。タレントの「さかなクン」が、西湖での発見のきっかけを作り、話題を呼んだ。

(2012年9月23日20時19分  読売新聞)

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2012年9月19日 (水)

日本人研究者が3人…ノーベル賞有力候補者

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120919-OYT1T00670.htm?from=main5

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2012年7月 3日 (火)

原子力規制委:委員の人選ガイドライン発表

毎日新聞 2012年07月03日 19時43分

 細野豪志原発事故担当相は3日の記者会見で、原子力の安全規制を一元化する「原子力規制委員会」の委員長と委員の人選要件をまとめたガイドラインを発表した。原子力業界との「就任前3年間」の関係の有無を中立性の判断基準としたことについて、細野氏は、国家公務員倫理規程で「天下り」に当たるかを認定する期間に準じたと明らかにした。

 ガイドラインは、規制委員に就任した時点から3年以内に、原子力事業者の役員・従業員だったり、同じ事業者から年50万円程度以上の報酬を受けていたりした場合、「不適格」としている。

 細野氏は、直近の3年間を、適否を検討する対象期間とした理由について「倫理規程で(再就職先との)利害関係がなくなる期間を3年と定めており、そこは意識した」と説明した。一方で、3年たてば、かつて「原子力ムラ」の関係者であったとしても委員に就任できるのではないか、との指摘には、「欠格要件を広げて該当者がいなくなるのはよくない。後は個別にしっかり(適性を)判断する」と強調した。【笈田直樹】

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